福祉・保育・教育・心理―人のためになる仕事をめざす方のための大学|東京福祉大学
tusw×Life Vol.2 tusw×語り部2021/12/20
自らの被災経験を伝える”語り部”として
精神保健福祉専攻2年の武山さんは現在、東京福祉大学社会福祉学部社会福祉学科精神保健福祉専攻で学びながら東日本大震災の経験を伝える”語り部”として活動しています。小学校4年生のとき、故郷・宮城県が東日本大震災で被災。家や思い出の場所を一瞬にして失い、日常が非日常となった光景が忘れらないそうです。その経験を語り部として伝えることで、誰かの命を救えるかもしれない、震災時に多くの支援をいただいたので、今度は私が誰かを助けられるように―そんな思いで”語り部”としての活動を続けています。
武山さんが自ら作成した震災体験を伝える絵本
さまざまな活動を通して思いを伝えたい
大学では精神保健福祉士と養護教諭になるための勉強を重ね、福祉の大切さを日に日に感じているという武山さん。その中で故郷宮城県で震災ガイドとして活動しているほか、出張講演など全国で被災経験を伝える活動を行っています。また、2021年に予定されている東京オリンピック・パラリンピックの聖火ランナーにも選ばれ、故郷宮城県を走る予定です。
誰かを救い、誰かの力になれれば―武山さんは思いを伝えるために今日も被災経験を語ります。
2019年11月5日の「世界津波の日」の座談会に全国の大学生を代表して参加
少しでも誰かの支えになれたら、と語る武山さん