福祉・保育・教育・心理―人のためになる仕事をめざす方のための大学|東京福祉大学
beyond the four years -先駆者たち【保育児童学部卒業生】2024/09/12
- 保育児童学部卒業 宮前 諒太さん
- 医療法人あいおい会 こすもの保育園 ヘルシー・スタート
伊勢崎キャンパス 保育児童学部 保育児童学科 2021年3月卒業
群馬県立藤岡中央高等学校出身
今の仕事に興味を持った時期、興味を持ったきっかけを教えてください
中学校の時に行った職場体験で保育という仕事に興味を持ちました。仕事を体験させていただいた中で、先生方が優しく子どもと関わっている姿をたくさん見ました。「大変そうだなぁ」と思うこともありましたが、子ども達を大切にしている先生方の姿がとても輝いて見えました。その時に保育の仕事に強く興味を持ちました。
今の仕事を決意したきっかけとなった学生時代の出来事を教えてください
「保育実習Ⅰ」で保育所での実習に参加した際、保育の仕事に就こうと決意しました。実習では慣れないことの連続でしたが、当時の自分が想像していた以上に先生方は子どものことを一番に考えて動いていると知りました。自分にも製作の部分実習の時間を設けてくださり、担当クラスの先生と相談を重ね、製作活動をさせていただきました。どのようにすれば子ども達に伝わるか、どうしたらこちらに注目し、興味を持ってくれるかなどを考え、いざ子どもの前に立った時は緊張しながらも楽しい時間だったことを覚えています。その時の経験から保育の仕事の魅力を感じました。
現在はどんなお仕事をされていますか
現在は複数担任で1歳児クラスを担当させていただいています。さまざまな家庭からお子さんをお預かりし、製作をしたり体を動かしたりと、一日を一緒に過ごしています。
仕事でやりがいを感じること。具体的なエピソードがあれば教えてください
1歳児といっても一人ひとり成長が違います。言葉の発達や着替え、トイレトレーニングなど、全く同じということはありません。初めは一人でできなかった子どもたちがだんだんとできるようになっていく、その成長を近くで見られることが嬉しく、やりがいを感じます。
仕事で難しさを感じることはありますか
自我が芽生え始める時期の子ども達ですので、気持ちを受け取って関わることが毎日あります。関わりがうまくいくこともあれば、失敗してしまうことも。うまく子どもの気持ちを受け止められず、「こうすればよかった」と反省することもよくあります。難しさを感じます。
卒業後、成長を感じるところはどのようなところですか
学生時代、実習の指導案では予期していなかったことが起きたとき、どうすればいいかわからなかったことがありました。諸先生方に相談をして、こうすればよかったんだと学ばせていただいたことを覚えています。卒業後は、経験したことから少しずつ予期していなかったことにも対応することができるようになりました。
本学での学びは今の仕事に役立っていますか。どんなときにそれを感じますか
実習での経験が現在でも活きていると感じています。実習では主に5歳児を担当させていただきました。
仕事について1年目、5歳児クラスを担任しました。こうすれば伝わりやすいかな?どんな工夫が必要かな?と考えるときに、実習での経験を思い出し、参考にすることができました。働く前の大切な経験になるので、保育実習の経験は現在でも活きていると思います。
現在の仕事はこれからの世の中でどのように貢献できると思いますか
保育所には保護者の仕事の都合や家庭環境など、さまざまな環境に置かれている子ども達が一緒に過ごしています。子育て家庭の保育ニーズに合うように保育をしているので、子育て家庭を支えることに大きく貢献できるやりがいのある楽しい仕事だと思います。
今後どのように成長していきたいですか
さまざまな発達段階、個性を持つ子ども達を毎日預かっています。子ども達をより理解していけるよう、視野を広く持ち、気持ちをうまく受け取れるようにしていきたいと思います。失敗することもあると思いますが、日々少しずつ工夫し、成長していければと思っています。
この分野をめざす高校生にメッセージをお願いします
今後やりたいことが具体的に決まっていない方も多くいると思います。大学では学部ごとの学びやサークル活動、ボランティア、アルバイトなど、今までしたことがないようなことをたくさん経験することができます。先生方も気軽に相談に乗ってくださる方が多いので、やってみたいことに不安がある際は相談してみてください。やりたいことが決まるきっかけになると思います。大学での4年間、たくさんのことを体験してみてください。